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05月

人材獲得競争に勝つ! ~求人方法のあの手この手~

求人情報の質が問われている
店舗のおかれている場所がほぼ同じにも関わらず、人材を集めているところと、 人材不足のところがあります。
何故、人材確保に優劣が生じるのでしょうか。
それは、
◆働き手のニ-ズを、どれだけつかんでいるか
◆働き手に対して、質の高い求人情報をどれだけ提供しているか
という、店舗(企業)努力の差です。
求人情報の質の差とは、求人広告費の多少よりも、細分化された働き手に対する「有益情報」「伝え方」「情報鮮度」「継続回数」の差です。

求人方法のあの手この手
私の過去のクライアントの採用支援の経験から、悪い事例をあげてみます。
コトは簡単ではありませんが、この逆ができればOKです。
●有益情報
求職者(ターゲット)にとって有益な情報が載っているかどうか、具体的で詳細か
いろいろ忙しい貧乏学生を採用しようとしているのに制約が多い
・・・食費が有料、シフト申請が1ヵ月前から・・・ムリ無理
●伝え方
新聞、折り込みチラシ、店頭掲示、学校掲示等いろいろありますが、まず見てるかどうか
地域の主婦を採用しようとしているのに、ブームのスマホ広告やインスタ広告を打つ
・・・身近な新聞、チラシなら見ます
●情報鮮度
採用媒体の会社におどされて、半年募集広告、年間募集枠を申し込む
・・・金じゃありませんよ、3ヵ月前と同じ募集広告は二度と見ませんよ
●継続回数
企業(店舗)の認知度をじょじょに上げないといけません
根気よく、表現を変化させながら継続しないといけません
・・・一度の求人手段で、結果が悪かったからと諦めるのでなく、手を変え品を変えないといけません

人手不足・・・採用力を高めるための意識転換

ワタリガニ

採用力を高めるためには、基本的な考え方を変える必要がある!

お客様を集める集客・売上増とスタッフを集める採用は、同じくらい重要戦略と認識しないといけない。
今では、採用予定人数を確保できないためオープンが引き延ばされる時代になっている。
売上を伸ばすチャンスを失っている。
また、基準スタッフ数を大幅に下回る人数で店舗を回しているため、クレーム増や客数対応ができないため、売上の大幅低下に見舞われている店舗も存在する時代になった。

心構えをしっかりと持つことの重要性:

・時代が変節した。昔のように“スタッフの使い捨て”はありえない。これからどんどん採用競争は激しくなる。

・採用したい人は、すぐ近くに住んでいる。その中で奪い合いをしている。

・採用については、募集結果が全てではない。→プロセスコントロール(経過管理)が重要である。

・諦めないでコツコツを続けることが秘訣である。→最低でも3ヵ月のスパン毎に考えていく。
結果がすぐ出ると思うな。
長期戦である。

・採用状況は非常に厳しい。一媒体に頼った採用戦略では人材を確保できない。
→採用方法を多面展開する。
紹介制度しかり、OB訪問しかり、店頭掲示しかり、HP募集しかりである。

応募側に選び放題ではるが、必ず一定数の人材はいる:

・飲食が好き、お客さんに美味しいねと言われるのが好き、お客さんとの接客が好きという人は、必ず一定数いる。
しかし、いまは需要>供給の関係から採用される側は、選び放題である。

・応募者は幾つもの店をワタリ歩いて、落ち着いたところで仕事を続ける。
ワタリがあることを前提に採用対策を練る。
不思議なもので、そば店で人材募集すると他社のそば店で働いた経験があるヒト、ラーメン店での経験があるヒトが応募してくる。
他社を辞めてワタリ歩いている。