【図解工房】外食産業の応援団、“頑張れ外食産業!”を運営するコンサル集団です

図解工房©公式ページ・・・あなたの経営課題をズバリ図解し、実現可能な具体策を提示するコンサル集団です。

各種マニュアル 教育用マニュアルの作成 社員教育用 研修テキストの作成は“図解工房”にお任せを!
05月

今すぐマニュアルが必要だ・・・マニュアル作成のコツ!

サービスマニュアル初級編

あなたは、マニュアルがあれば便利なことは重々分かっていても、作成は面倒だと思っていませんか?
では、早く効率的にマニュアルを作成するコツとは、


1.目次の構成が第一
マニュアルをいざ作ろうとすると、大変な手間と時間がかかります。
一人で作成するのは負担となります。
3~5ページならともかく、30~50ページのマニュアルを作成するには無理があります。

まず、目次項目を作成することが第一です。
さらに中身の文章は無視して、目次の大まかな内容だけメモしておきます。

絵画や映画のデッサンや絵コンテと同じです。
これを決めれば、後は中身を作り込むだけです。


2.テンプレートを利用する
複数メンバーの分担でマニュアル作成すると、スピードUPできます。
そこで大きな問題が発生します。
それは、各自がバラバラの仕様で原稿を作成してしまうことです。

大項目、中項目、小項目の文字フォントの種類、文字のポイント数をフォーマット化することが重要です。
ページ数が多くなると、後作業での編集作業や用語の統一だけで、大変な編集時間が発生します。

途中経過で集まって、読み合わせすることが大切です。
もしも、テンプレート(ひな型)のようなものがあれば、相当スピードUPできます。

私は、ある企業で新店舗オープンに間に合わせるため、たった3日でその企業独自のサービスマニュアルを作成したことがあります。


3.それぞれの得意分野に分けて分担する
一人での作成はお奨めしません。
抜けがあったり、特殊事例や独特の方法でやっていたりするからです。
他のメンバーのチェックも大切です。
マニュアル作成のメリットに、作成途中で作業手順を統一化することができます。

いきなり文章作成は負荷が大きいので、ごく簡単な事例やサンプルを準備しておくと良いでしょう。
日常の作業を文章化しているだけですので、内容について書き出しのコツが分かれば一気に加速していきます。

マニュアル編成のリーダーは、各メンバーの得意分野を踏まえて分担してもらうことが秘訣です。
もしくは、目次毎に作成ボリュームを決めて自己申告で分担を決める方法もあります。
遅れてはならないという、責任感が生まれます。


4.実務で行っている順番通りに作成する
多くのサービス業の方は、文章の作成がとても苦手です。
ある飲食店の調理マニュアルの作成において、調理長に鉛筆持ちたくないから調理やっているのに・・・
と皮肉を言われたことがあります。

そこで、最も簡単な原稿の作成方法は1日の仕事の流れをメモに書き出してもらいます。
このメモに沿って文章を書いてもらうと、驚くほど早く作成することができます。

何しろ、毎日やっていることを書き出している訳ですから。

専門用語にとらわれないで、分かりやすくがモットーです。

みなさんも頑張ってマニュアル作成にチャレンジしてみてください。
あとあとが、たいへん楽になりますよ。


教 訓:
◉マニュアル作成では、目次を決めることが第一である
◉テンプレートを作り、作業分担して作成すると一気にマニュアル作成できる


クレーム対応で心がける注意点・・・認識ギャップを知る

クレーム対応・接遇マニュアル

《指導者編》


1.アルバイト・パートは何故クレームに対応しようとしないのか?


アルバイト・パートはクレーム対応を大変怖がっていることを知る
店長や責任者にとっては、完璧な店なんて存在しないことは分かっている。
チョットしたことやウッカリでお客様に迷惑をかける場合があり、心構えができている。

ところがアルバイト・パートにとっては、お客様から叱られたり、注意されると慌てふためく。
クレームから逃げたい心理が働く。
親にさえ怒られた経験がない。
・・・圧倒的に怒られ経験不足の状態だと知るべし。

2.クレームから発展して従業員同士のケンカにしてはいけない


お客様は美味しい料理と心地よい空間を外食に求めている。
普段から、どちらかが忙しい時に手伝う習慣を作っておく。

そうすれば不幸にも調理し直しになった場合にも、特急料理としてスピード対応が可能となる。
私のお奨めは、ごく単純なことだが他部門が手伝ってくれたちょっとしたことにも
“ありがとう”と一言述べる習慣づくりである。

3.注意するだけでは、永遠に減らない


クレームのメール文や苦情報告書を店内に掲示して、注意してもクレームが減ることはありません。
これで責任者は指導したつもりになってもいけません。

例えとして不適切かも知れませんが、こんな言葉があります。
“注意して直るのであれば、警察はいらない”


《クレーム対応 心構え編》

1.クレームとは、お店側にとっては何度も起きる日常、お客さんにとっては一生に一度の問題

お店側にとっては、毎日いや月に何回か必ず起きているクレームであるが、お客様にとっては一生に一度の問題である・・・という認識が必要である。

・・・共感訓練をする。
“本当に申し訳ございません”という気持ちがあってこそ、お客様は納得できます。
何故ならめったにない事件がお客様に発生したのですから。


2.クレームは、“不満の風船”

この“不満の風船”はかなり変わっています。“普通の風船”は時間が経てばしぼんでいきます。
しかし、“不満の風船”は放っておくとドンドンさらに膨らみます。

さらにこの“不満の風船”がやっかいなのは、無視すればするほど近寄ってくることです。
ポイントはただ一つ、目の前のお客さんの不満には即対応することです。


3.お客様の立場と店舗の立場の違い・・・お客様にとって店内の様子は知るよしがない

飲食店の内部で仕事をしたことの無いお客様には、店内のスタッフの動きは想像できません。
スタッフがお客様が来るのを、今か今かと待機していると勘違いしています。

ここでのポイントは、“お客様は店舗の都合など全く関心がない”ことです。
ここで言い訳すると逆効果になってしまいます。

“すぐお伺いします”、“少しお時間いただけますか?”
→クレームなる言い訳 “順番にお作りしています”、“手作りですので時間がかかります”
・・・「そんなの、関係ない!」


教 訓:
◉クレームとは、お店側にとっては何度も起きる日常、お客さんにとっては一生に一度の問題
◉クレームは、“不満の風船”と捉える